「はるちゃんの誕生日が春を連れてきたね」
とメッセージをもらった先週末は
そうそう、春ってこんな感じだったんだ!と
このところすっかり忘れていた感覚を思い出させてくれた天気。
母が誕生日にご馳走すると言ってくれていたので
じゃあ回らないお寿司でも!と言ってはみるものの、
お店を検索して予約しようという気が全く起こらず。
が!
誕生月の3月に入った途端、元気になるという調子のよさ。
回らないお寿司はまた別の機会に行くことにして、
いつか自分の誕生月に再訪したいと思っていたお店に
急遽(2日前)に予約を入れ、母とランチに行ってきました。
こちらに訪問するのは2日目。
この日はひなまつり
玄関先には雛飾り。靴を脱いであがります。
前回はテーブル席でしたが、
今回はロールカーテンで仕切られた奥の掘りごたつの席。
ランチはコースの2種類。
前菜、お刺身、椀物、焼き物、揚げ物、御飯・味噌汁、デザート、食後のドリンク。
焼き物か揚げ物のいずれか(七品…2,700円)、もしくは両方(八品…3,500円)。
ワタシ達は八品の両方付コースで。
前菜
これがメインと言っていいくらいの前菜。
百合根で作られた桜の花びらの下には、
菱餅をイメージしたグリンピース、人参、アンキモ(だったかな)。
続いて…。
引き出しを開けると、ぎっしりつまったお料理は、
ひなまつりにちなんだお道具を模したもの。
女将さんが一つ一つ丁寧に説明して下さったのですが、
工夫された一品一品と女将さんの説明が見事だったので、
感心しながら聞いていたら、記憶が右から左に流れて消えていきました(汗)。
記憶に残ってるところで言うと(記憶違いもあるかもですが)、
自家製からすみ、かつぎ棒までついた駕籠、
サツマイモで作られた橘、いかのてまり寿司、
車輪はゴボウで作られた錦糸卵の御所車、
ホタルイカの立ち雛、イイダコのあられ籠、
林檎の扇子…あと失念。
どれも手が込んでいて、一品ずつ眺めながら味わっていただきました。
各テーブルでも「引き出しをお開け下さい」と言われたあたりから
「可愛い!」「素敵!」と歓声が上がってました。
お刺身
繊細に細工された大根を外すと…。
鮪、ブリ、いかなどのお刺身。どれも新鮮!
丸っこい器が運ばれてきました。
椀物登場です。
蛤しんじょうと穴子のけんちん蒸し。
ピンクの蛤しんじょう。
女の子の節句、ひなまつりにぴったりですね。
見た目だけではなく、おだしも貝の味がしっかししていて
美味しかったです!
焼き物(3つの中から選べます)
ワタシは牡蠣とエスカルゴのバター焼き。
母は銀ダラと迷ってブリの味噌漬け焼き。
どちらもしっかりした味付け。
揚げ物(4つの中から選べます)
ワタシは海老と山菜の天ぷら。
山菜はふきのとう、タラノメ、筍。
衣がさっくりしていて美味しかったです!オススメ!
母はガス海老の唐揚げ
これまた大きめのガス海老で、海老好き親子大満足!
焼き物、揚げ物が選べるのは嬉しいのですが、
メニューがお店の方の読み上げ式になるので、
一度に覚えられずに「…え…あとなんでしたっけ?」となってしまったワタシ。
出来れば紙に書いてあるとわかりやすいかなと思いました。
御飯、お味噌汁、香の物
デザートは苺のムース
食後のドリンクはいくつかあるうちからコーヒーをチョイス。
今回は次のお料理が運ばれてくるタイミングが
ちょっと早いかなと思いましたが、
お料理の内容は前回以上に満足度高し。
女将さんがお料理を運んできてくださった時、
母が「この人、今日誕生日なんですよ」と何気に言ったところ
その後に出てきたバター焼きの貝の量を増やして下さったみたいで。
なるほど!どうりで買いがたっぷり入っているなと思ったわけだ!
こういうさりげない気配りが嬉しかったです。
個室(かな?)はご家族連れ、
テーブル席は女性グループ、カップルでほぼ満席。
予約は必須ですね。